Saturday, September 1, 2007

Microsoft September 2007 Summary

8月のMicrosoftは、モバイルサービスに対して同社技術及びサービスの提供や開始など、大きく動きを見せた月となった。Microsoftは8月6日、大手携帯電話メーカーのNokiaに、Microsoftの携帯電話向けデジタル著作権管理(DRM)システムの使用に関して協力関係の拡大を発表した。
また続いて8月23日には、Nokia製携帯端末「S60」で、Microsoftの「Windows Live」サービスを利用可能にすると発表した。MicrosoftとNokiaはモバイル向けOSの分野ではお互いライバル関係にあるが、Microsoftは以前より「ActiveSync」の技術ライセンスをNokiaへ提供しており、今回行われたDRMシステムのサポートやサービスの提供によって、相互間の協力関係をより深めたものとなった。
モバイル分野で積極的な取り組みを見せているGoogleやYahoo!に対して、Microsoftの今後に対するモバイル向けサービスを強化する狙いが伺える。

今月半ばにはLinuxオープンソースベンダーのXandrosに対して、メールメッセージング技術に関する通信プロトコルのライセンスを供与することを明らかにした。
両社はLinuxに関する業務提携を6月に結んでおり、今回の発表により提携関係が強化されるとしている。
協力関係企業との提携を強めていく一方、Microsoftは新しく、検索エンジンのテスト版「Tafiti」を公開した。こちらは一般的な検索サイトと比べ、通常の検索システムのほかに優れたいくつかの機能が採用されている。
また、「Silverlight」をベースとしているため、見た目の美しさでは高い評価を得ることが期待できる。現在はまだ公開テスト版であるが、今後どのような展開を見せるのか気になるところである。

8月29日、 Microsoftは「Windows Vista Service Pack 1(SP1)」のリリース時期と構想を発表した。正式版リリースは2008年第2四半期を予定している。
なお今回のリリースでは、新機能は提供されないものの、既存機能の改善や強化とし、信頼性と性能に関する問題を解決するとしている。
また、ベータ版を今後数週間のうちに、人数を限定して提供することも明らかにされた。

また、Microsoftは8月30日、企業向けグループチャット製品を手がける「Parlano」の買収を発表した。今回の買収は、Microsoftが以前より取り組んでいる統一型コミュニケーション展開計画(※)をさらに進める動きでもあるとされる。なお、買収取引は2007年第4四半期に完了する見込みである。

(※) Microsoftのソフトウェアが提供するコミュニケーション及びコラボレーション体験と音声通信を統合することにより、コストと複雑さを軽減し、ビジネスコミュニケーションを変化させることを可能とする計画。

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