Sunday, April 1, 2007

Apple April 2007 Summary

3月の米アップルの動向で一番目立ったのは、やはりApple TVの販売開始だろう。
テレビ用のiPodと呼ばれているApple TVは、パソコン内のデジタルコンテンツを家庭用テレビへ出力する機能を持つ端末である。無線LANも内蔵しており、MacやPC内のiTunes内コンテンツをLANを通じてワイドテレビへ映し出すことができる。この端末に対するニーズが市場にどれほどあるのか、注目したいところだ。

3月19日にはWorldwide Developers Conference 2007の開催が発表された。このイベントの内容は、アップルが年に1回、5日間、米カリフォルニアで世界中の開発者を集めて新技術の紹介や、開発に関する技術を説明するといったのもので、実際にアップルで開発に携わっているエンジニアが参加する。エンジニアにとってはアップルで働くトップのエンジニアたちと議論を交わすことのできる、貴重な場と言えるだろう。開催日程は6月11日から15日を予定している。

また、今年に入ってから米アップルのCEOであるSteve Jobsが公開書簡にて訴えていた、大手音楽のデジタル音楽配信に義務付けられている、DRM(デジタル著作権管理)技術の完全廃止に関しても動きがあった。世界4大メジャーレコード会社である英EMIがDRMフリーの音楽配信をiTunes Storeで開始することを発表したのである。今後これを受けて、 他のレコード会社がどのような対応をしていくか楽しみなところである。

その他の動きとしては、2007年春に発表予定であった、次期Mac OS Ⅹのコードネーム「Leopard」の発表が10月に延期と一部メディアで報じられたことがあげられる。Vista対応が遅れたことが原因と報道されていたが、真偽は定かではない。現在、アップルのウェブサイト上ではLeopard(レパード)の新機能である、「Time Machine」「Spaces」「Dashboard」「Spotlight」などの先行プレビューを体験することができる。

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Microsoft April 2007 Summary

3月のMicrosoftの動きで最も注目すべきは、ウェブベースの音声技術を展開しているTellme Networksの買収を発表したことである。Tellme Networksは、音声技術とインターネット技術を使って自動電話応答サービス などを提供しており、今回のMicrosoftのTellme Networks買収は、Microsoft Office関連アプリケーションにウェブ ベースの音声サービスを導入しようという狙いがあるようだ。
実際、Microsoft Business Division担当社長Jeff Raikes氏は、「Office」製品やモバイル端末用検索アプリケーションなどで、音声入力を重要な入力手段と位置づけていると述べている。

Office関連サービスは2月の「Google Apps Premium Edition」のリリースなど、現在GoogleがMicrosoftに攻勢をかけている分野である。MicrosoftはOffice関連アプリケーションに音声サービスを付加することにより新たな価値を生み出し、Googleとの競争に優位に立とうとしている。
この動きとあわせるように、MicrosoftはVoIP機能を搭載した「Office Communicator 2007」のパブリックベータ版をリリースしており、この分野に力を入れていることがうかがえる。

Windows Vistaの売れ行きも好調のようだ。3月26日にMicrosoftが公表した情報によると、1月30日から一般消費者向けにリリースして以来、2ヶ月間で、2000万本以上の売上を記録したと述べられている。
2000万本の中にはWindows XPからの無償アップグレート版も含まれているが、全体の数としてはあまり多くはないと述べている。

その他に今月注目しておきたいのが、「Games for Windows - Live」の発表と携帯ブラウザの「Deepfish」のプレビュー版のリリースの2つ。
「Games for Windows - Live」は、WidowsとXbox Liveの異なったプラットフォーム同士のシームレスな連携を掲げており、ユーザーはWindowsとXbox Liveをまたがってゲームプレイを楽しむことが出来る。

携帯ブラウザの「Deepfish」はPC向けのブラウザと同様のレイアウトを維持したままコンテンツを表示することが可能なブラウザで、まだまだプロトタイプの段階であるが、今後品質が向上していけば携帯ウェブの世界に大きなインパクトを与えるかもしれない。

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Yahoo April 2007 Summary

今月のYahoo!の動きで注目しておきたいのが、Yahoo Widgets4のリリースである。Yahoo Widgets4は、デスクトップ上で利用できるガジェットで、このサービスはMicrosoftがWindows Vistaから標準搭載しているガジェットと競合する。
Yahoo Widgetsは、WindowsとMacに対応しているところが特徴的で、Yahoo Widgets4では、Window Vistaにも対応している。ガジェットに関しては、Googleも同様のサービスを展開しており、Microsoftがガジェットを標準搭載しているWindows Vistaの発売を開始して以来、ガジェット市場に関する注目が集まっている。
今後、Yahoo、Microsoft、Googleのガジェットに関する動きがますます注目される。

Yahoo!は検索分野でも巻き返しを図ろうとしている。既にサービスを開始していた、モバイル検索エンジンのoneSearchの提供を拡大し、今までは「Yahoo Go for Mobile2.0」でしか利用できなかったが、モバイルウェブでの利用も可能にした。今月リサーチ会社のcomScoreから発表された米国におけるインターネット検索市場のデータでは、Yahooの28.1%に対してGoogleが48.1%のシェアを占めており、Yahoo!はモバイル検索を強化することで巻き返しを図ろうとしているのがうかがえる。

その他の動きとしては、Yahoo!が提供する世界最大の無料メールサービス「Yahoo! Mail」のウェブサービス用API、「Yahoo! Mail Web Service」を公開したことにも注目しておきたい。APIの公開によって、外部からYahoo! Mailの機能を利用できるウェブサービスアプリケーションの開発が行えるようになった。
これによって自社サービスへのトラフィック増加を狙う方針。また、これまで、メールボックスの保存容量を1GBとしてきたが、画像や音楽、動画などの添付が増加していることを受けて、5月から上限を撤廃することを決定した。
今回のメールボックス容量の上限撤廃に日本と中国は含まれていないが、Yahoo!Mailの統括責任者はこれからも働きかけると声明を発表している。現在、他社が提供する無料メールの制限はMicrosoftのHotmailが2GBで、GoogleのGmailが2.8GBとなっている。

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Google April 2007 Summary

Googleの2007年3月は広告関連で大きな動きが目立った。特に注目すべきは、成果報酬型の「Pay-Per-Action」広告のベータテストを開始したことがあげられる。「Pay-Per-Action」広告は、広告主が設定した行動をユーザーが起こした場合に、広告料金が発生するシステムで、アフィリエイトに近い仕組みといえる。今まで、PPC(Pay-Per-Click)ベースだったGoogleの広告にPPA(Pay-Per-Action)が導入されれば、インターネット広告業界に与える影響は小さくないのではないかと推測される。

その他にも、かねてから噂のあったゲーム内広告企業のAdscape Mediaの買収や、ケーブルテレビでのテレビCMに対する実験的な取り組みなど、今月は広告関連の動きが多かった。

YouTube関連でも動きがあった。
先月からYouTubeとGoogleに対して、動画コンテンツの削除依頼を求めていたメディア大手のViacomがついに著作権を侵害したとしてYouTube、Googleを提訴した。
Viacomは10億ドルの損害賠償と今後の著作権侵害を禁じる判決を求めている。

今月はサービス関連の話題も豊富である。Google Desktop5のベータ版リリース、Google Personalized Homeの機能追加、モバイル検索サービスのリニューアル、Google Mapの機能追加など多くの話題があった。
その中でも、注目すべきなのは、Google Desktop5とGoogle Personalized Homeでガジェットに対応した機能が強化されたことである。MicrosoftのWindows Vistaに標準でガジェットが搭載されたこともあり、一般ユーザーでも今後ガジェットに注目が集まっていくであろうことを予期しての対応ではないかと思われる。

今月のその他のトピックとしては、Google携帯電話の噂がいくつかのメディアで取り上げられていたことも注目しておきたい。
一部メディアではGoogleのヨーロッパ幹部がGoogleの携帯プロジェクトに関して肯定的な発言をしたと述べられており、その真意をめぐって憶測が飛び交っている。Googleは2007年1月にSamsungとGoogle Search、Google Maps、Gmailのモバイル版をバンドルする提携を発表しており、GoogleがYahoo!やMicrosoftと同様に携帯電話に力を入れているのは間違いない。

Google携帯電話の噂の真意は憶測の域を出ないが、今後Google携帯電話が発表される可能性は十分にあると思われる。

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