Friday, June 1, 2007

Yahoo June 2007 Summary

Yahoo!の5月の注目すべきニュースは、環境保護に関する動きだろう。その一環としてのキャンペーンサイト「Be a Better Planet」では賞品付きで“自分の市をアメリカ一の環境に優しい都市にしよう”と、エンドユーザーを環境問題への取組みに参加させた。
また、環境保護に関する情報提供のサイトである「Yahoo! Green」をオープンした。このキャンペーンの開幕の際に、市内の温室効果ガス排出を2030年までに30%削減したいと表明したニューヨーク市に、ハイブリッド・タクシーを寄付するなど、環境保護への関心が世界的に高まってきている今、企業として効果的な行動に出た。

5月の2週目には、Flickrと連動した検索サービスとYahoo! Travelをリニューアル。どちらもサイトに新しい機能を付け足して始まったサービス。Flickrとの写真連動サービスは、世界のランドマーク的建造物(エンパイアステートビルなど)の写真がFlickrから検索結果と共に表示される。Yahoo! Travelでは旅行系サイトで初めての機能という、「Personalized Trip Recommendations」でユーザーのオンライン履歴や傾向に合わせて、旅行のプランを提案してくれる。
トップページでは、お薦め目的地を10個ピックアップして、それぞれホテル情報・レビュー・シティガイド・天気の情報付きで紹介されている。夏の休暇プランをまだ決めていないというユーザーは、Yahoo!の行った調査では意外に多く、そういったユーザーを狙ったサービスとして、夏前の良い時期にリニューアルしたと言える。
複数でチャットをしながらリアルタイムで旅行のプランを決められる、IMをプラグインしたサービスもあるため、グループで旅行を計画しているユーザーにとっては頼りになるサービスと言える。

その他に注目しておきたいのが、Yahoo!がGoogleというライバルに負けじと力を入れている、モバイル検索エンジンのoneSearchの利用地域拡大である。5月初めにヨーロッパ5ヵ国とカナダで利用できるようにし、また、その2週間後にはアジアの8ヵ国で利用可能とした。
スペイン語とフランス語以外は、現在のところ英語でのサービス提供としている。今後アジアでの言語対応にはまだ時間が掛かりそうだ。

新サービスを次々とリリースしているように見えるが、その一方でアメリカとカナダのオークションサイト「Yahoo! Auction」を閉鎖することを発表した。No.1オークションサイトであるeBayと比較すると、そのトラフィック量は格段の差があり、今後、他サービスや新規サービスに集中していくためにも今回のサイト閉鎖は必要だったと言える。

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Microsoft June 2007 Summary

Microsoftの5月は、2つの大きな動きがあった。1つは、オンライン広告会社のaQuantiveを60億ドルで買収したことだ。aQuantiveは、Microsoftのお膝元であるシアトルに本社を構えるオンライン広告会社で、グループ全体で従業員数2,600人を要する。
この買収によって、4月にオンライン広告企業のDoubleClickを買収したGoogle、Right Mediaを買収したYahoo!に対して、オンライン広告市場で出遅れていた感のあるMicrosoftも再び巻き返しを図ろうという様子が伺える。
その他にも、5月3日の、フランスのモバイル広告企業「Screen Tonic」の買収の発表や、MicrosoftのYahoo!買収の噂などオンライン広告市場の動向が注目集めているが、今後オンライン広告市場では圧倒的な存在のGoogleにどこまで近づけるか目が離せないところである。

2つ目の大きな動きは、タッチスクリーンのテーブル型PC「Microsoft Surface」の発表である。Microsoft Surfaceはキーボードやマウスなどを使用せずに、指や手を使って操作することが可能で、複数のタッチポイントをサポートしており複数の場所を同時にタッチして操作することが出来る。現段階では、価格も高く、企業ユーザー向けの提供しか予定していないが、今後3~5年の期間で一般ユーザー向けのサービス展開が始まれば、PC市場に大きなインパクトを与えるかもしれない。

その他の動きとしては、マッシュアップを作成できるサービスの「Popfly」の限定アルファ版をリリースしたことがあげられる。この「Popfly」のサービスはYahoo!が提供している「Yahoo! Pipes」と類似しており、プログラミングが分からない人でも簡単なマッシュアップを作成出来る。これで、Yahooに続き、Microsoftがこの分野のサービスを開始したことにより、今後Googleがどのタイミングでこの分野に参入してくるか動向が注目される。

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Apple June 2007 Summary

5月に入ってすぐAppleは環境保護団体“Greenpeace”からの批判に答え、環境問題に対する同社の取り組みについての声明を、同社としては初めて正式にサイト上で発表した。
Steve Jobs氏はGreenpeaceの「Apple製品は環境に対する配慮が不十分」という指摘に対して「当社の環境保護に関する取り組みの多くは、競合他社の先を行っている。しかし積極的に情報を公開していなかった点については、当社にも非がある」と述べ、現状と今後の計画について明らかにした。

5月22日には第5世代のビデオiPodでプレイできる、アメリカの人気テレビドラマ「LOST」のゲームがアメリカで4.99ドルで発売された。こちらは日本のiTunes Storeでも購入可能で、価格は600円。
主人公のジャックになり、最高のレベル27まで様々なイベントをこなしながら生き残ることが目的。アメリカでは様々な社会現象を起こした同作であるが、ゲームでも人気を集められるか注目したいところである。

そして5月30日から、とうとうiTunes Storeの「iTunes Plus」でDRMフリーの楽曲販売が開始された。DRM付きの楽曲は99セントだが、高音質のDRMフリー楽曲は1ドル29セントでの販売となっている。Amazonも5月16日にDRMフリー楽曲の販売を発表したことから、今後、両者のDRMフリー楽曲の売れ行きが好調であれば、他レコードレーベルも賛同する可能性がある。
このような動きが音楽業界を変えていくのか、興味深いところだ。
また、iTunesサービスの一つで「iTunes U」を5月末日にサービスインした。こちらは大学の講義などのコンテンツを無料でダウンロードできるサービス。今後提携大学を増やしていく意向で、新しい学習方法の一つとなっていくだろう。

製品情報としては、アップルユーザーが今一番心待ちにしている、Apple初の携帯電話であるiPhoneの発売日を6月29日と発表した。提示していた「6月発売」を何とか守る形となるようだ。

また、3月に発売されたApple TVでYouTubeの視聴が可能となった。昨年Google会長兼CEOのEric Schmidt氏がAppleの取締役に就任。何かと対峙しているMicrosoftとは違い、Appleの8人の役員の半分が、Googleと関係の深い人物で占められていることは大変興味深い。今後も両社から新サービスが出てくる可能性は非常に高いため、動向に注目していきたい。

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Google June 2007 Summary

2007年5月のGoogle関連の動きで、大きく話題を集めたのは何と言っても「Google Gears」の発表だろう。
世界10都市で開催されたGoogle主催の開発者向けカンファレンス「Google Developers Day 2007」の中で発表されたこの「Google Gears」は、ブラウザへのプラグイン技術で、オフライン状態でJavascriptなどのAjaxで作成されたウェブアプリケーションを実行することが出来るのが最大の特徴である。

現在、「Google Gears」に対応しているのは、ウェブベースのRSSリーダー「Google Reader」のみであるが、今後オフィス関連サービスの「Google Docs&spreadsheets」などが対応していけば、Microsoftのオフィスシリーズに大きなインパクトを起こす可能性は十分考えられる。

今月は、買収の動きもとどまる気配が見えない。セキュリティ技術のGreenborderを皮切りに、Google MapsやGoogle Earthに写真を表示するサービスを提供しているPanoramio、そしてRSSフィード管理や広告配信サービスを行うFeedBurnerの買収を相次いで発表した。

特に、FeedBurnerはRSSフィード管理、フィード配信分野の最大の企業であり、GoogleがFeedBurnerを買収したことにより、今後フィード市場に注目が集まっていくのではないかと推測される。

また、動画関連でも動きがあった。これまで、ビデオ内に広告を表示して来なかったYouTubeで、実験的にビデオ内広告が実施された。この動きにあわせるようにGoogle Adwordsでも、動画広告がスタートした。
Google Adwordsの動画広告の導入によって今後、広告市場での動画の役割が大きく変わるかもしれない。

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