Saturday, September 1, 2007

Google September 2007 Summary

2007年8月、Googleは注目すべき新サービスを2つ開始した。1つ目は「Google Earth」で宇宙体験ができる「Sky」という新機能で、「Google Earth」と同じように、ズームイン・アウトしながら天体観測ができるよう、様々な情報が写真や解説入りで提供されている。
映像が美しいことは言うまでもないが、何と言ってもこれほど意図も簡単に机の上から『宇宙の覗き見』ができるとはまさに革命的である。

2つ目は、通常有料のSun Microsystems製オフィススイート「StarOffice 8」の無料提供をGoogleが開始したことだ。このオフィススイートは、Microsoft Officeと互換性があり、企業や法人といったユーザーのニーズにも応えられるほどの十分な機能を備えている。Microsoftに真っ向勝負といった姿勢のGoogle。今後も両社間における『Office対決』から目が離せない。

その他、既存サービス、「Google Maps」、「Google Web Toolkit」、「Google Docs & Spreadsheets」、「Google News」などにそれぞれ新機能が追加された。中でも、「Google News」においては、「Google News」内で取り上げられた企業や人物などの当事者自身がニュース記事にコメントできる、『当事者コメント』の実験が開始され注目を集めている。『当事者コメント』は一切編集せずに掲載されるので、Googleではニュースに新たな次元を見出すと期待している。

今月はその他にも、買収、人事、「YouTube」関連で幾つか動きがあった。Googleが行った今月の大きな買収は、中国のSNS系サイト「Tianya.cn」の株式を一部取得したことである。Googleは、米国に次ぎ世界第2位のインターネット市場である中国市場を大きく視野に入れ、今後も中国企業の買収や投資活動を実行していく予定だ。

人事関連では、CFOのGeorge Reyes氏が、今年中にも辞任する意向を発表した。Reyes氏は,2002年にGoogleのCFOに就任していた。

最後は「YouTube」関連の話題に関してだが、Googleは動画再生中に流れる「オーバーレイCM」というビジネスモデルを発表した。昨年10月の「YouTube」買収以来、ようやくGoogleらしい新たな広告ビジネスで収益獲得を目指すと考えられている。
但し、この「オーバーレイCM」はサンフランシスコのVideoEggs社などがすでに実施している。

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Yahoo September 2007 Summary

2007年8月、Yahoo!は幾つかの同社サービスにおいてアップグレードを行った。その中でも最も注目しておきたいのが、「Yahoo! Mail」のアップグレードである。
「Yahoo! Mail」といえば、全世界で2億5,000万人ものユーザーがいるYahoo!の中心サービスで、Yahoo!の大きな広告収入源である。その「Yahoo! Mail」がサービス開始からこの10年間で最大規模のアップグレードを行ったのである。
アップグレード内容は、「Yahoo! Mail」アカウントから携帯電話にテキストメッセージを送れるなど、ウェブメールとして初めての試みのものも多く大変魅力的な内容となっている。

次は「Yahoo! Search」に関する話題を3点。1点目は、Yahoo!傘下の写真共有サイト「Flickr」の写真を「Yahoo! Search」で検索できるようになった。
検索できるのは「Flickr」で『Public』(公開設定)にされている写真約3億枚。日本語を含む25ヶ国語でのタイトルやタグ検索に対応している。

2点目は、米メジャーリーグ(MLB)選手の今シーズンの成績一覧を表示する新機能が「Yahoo! Search」に追加された。例えばイチローであれば、「Ichiro」とキーワードを入れて検索するだけで、検索結果の一番上にイチローの今シーズンの成績表が表示される。

3点目は、 楽曲検索の「Yahoo! Audio Search」で、 30秒のサンプル再生機能が追加され、音楽の視聴ができるようになった。

サービス関連で最後に抑えておきたいのが、ベータ版でリリースされた教師のためのSNSサイト「Yahoo! Teachers」である。
このサイトは、教師同士が教育リソースをシェアしたり、教育に対する相談をするなどコミュニケーションを取るために作られた。
昨年10月、Googleも「Google for Educators」という教育リソースサイトを立ち上げているが、今回の「Yahoo! Teachers」は単なる教育リソースサイトではなく、教師同士を結びつけるSNSサイトという点で差別化されており、今後の正式リリースに期待がかかる。

サービス関連以外では、わずか1ポイント差とはいえ、米顧客満足度指数(ACSI)で、Yahoo!がGoogleを抜き1位に輝いたことがミシガン大学の調査より発表されたことに注目しておきたい。
この点において、確かに納得させられるポイントがある。例えば、「Yahoo! Mail」で携帯電話に無料でテキストメールが配信できたり、 「Yahoo! Audio Search」で音楽の視聴が30秒できたりと、革新的で気の利いたサービスに気付く。
日本ではYahoo!がGoogleより人気が高いことで認知されているが、アメリカ本国での『Yahoo! vs. Google』も今後目が離せない。

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Microsoft September 2007 Summary

8月のMicrosoftは、モバイルサービスに対して同社技術及びサービスの提供や開始など、大きく動きを見せた月となった。Microsoftは8月6日、大手携帯電話メーカーのNokiaに、Microsoftの携帯電話向けデジタル著作権管理(DRM)システムの使用に関して協力関係の拡大を発表した。
また続いて8月23日には、Nokia製携帯端末「S60」で、Microsoftの「Windows Live」サービスを利用可能にすると発表した。MicrosoftとNokiaはモバイル向けOSの分野ではお互いライバル関係にあるが、Microsoftは以前より「ActiveSync」の技術ライセンスをNokiaへ提供しており、今回行われたDRMシステムのサポートやサービスの提供によって、相互間の協力関係をより深めたものとなった。
モバイル分野で積極的な取り組みを見せているGoogleやYahoo!に対して、Microsoftの今後に対するモバイル向けサービスを強化する狙いが伺える。

今月半ばにはLinuxオープンソースベンダーのXandrosに対して、メールメッセージング技術に関する通信プロトコルのライセンスを供与することを明らかにした。
両社はLinuxに関する業務提携を6月に結んでおり、今回の発表により提携関係が強化されるとしている。
協力関係企業との提携を強めていく一方、Microsoftは新しく、検索エンジンのテスト版「Tafiti」を公開した。こちらは一般的な検索サイトと比べ、通常の検索システムのほかに優れたいくつかの機能が採用されている。
また、「Silverlight」をベースとしているため、見た目の美しさでは高い評価を得ることが期待できる。現在はまだ公開テスト版であるが、今後どのような展開を見せるのか気になるところである。

8月29日、 Microsoftは「Windows Vista Service Pack 1(SP1)」のリリース時期と構想を発表した。正式版リリースは2008年第2四半期を予定している。
なお今回のリリースでは、新機能は提供されないものの、既存機能の改善や強化とし、信頼性と性能に関する問題を解決するとしている。
また、ベータ版を今後数週間のうちに、人数を限定して提供することも明らかにされた。

また、Microsoftは8月30日、企業向けグループチャット製品を手がける「Parlano」の買収を発表した。今回の買収は、Microsoftが以前より取り組んでいる統一型コミュニケーション展開計画(※)をさらに進める動きでもあるとされる。なお、買収取引は2007年第4四半期に完了する見込みである。

(※) Microsoftのソフトウェアが提供するコミュニケーション及びコラボレーション体験と音声通信を統合することにより、コストと複雑さを軽減し、ビジネスコミュニケーションを変化させることを可能とする計画。

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Apple September 2007 Summary

8月7日に開かれた注目のプレスカンファレンスでは、期待通りMac関連の新製品が多数発表された。今回、発表された新型iMacとキーボードにはアルミニウムとガラスを使用し、従来の製品よりも遥かに薄型となった。また素材を一新することにより、よりすっきりとした洗練されたデザインを実現するだけでなく、リサイクルしやすいという面においても革新的なものとなった。

Appleの新製品はこれだけに留まらない。同日、新バージョンの「iLife’08」と「iWork’08」も同時リリースされた。 「iLife’08」はiPhotoやiMovieなどの新バージョンを含む5つのソフトのアップグレードバージョンである。
また今回、Webサービスの「.Mac」との連携も強めている。「iWork’08」では新たに「Microsoft Excel」との互換性を持つ表計算ソフト「Numbers」が加わった。
こちらは、1つの画面上に、独立した複数の表を配置し、個々の表の配置やサイズの変更、行や列の追加などが簡単にできるのが特徴である。このたび、新型ハードに加えて新バージョンソフトのリリースとなったAppleであるが、デザイン性だけなく機能性や利便性もより充実したことに注目しておきたい。

iTunes Storeでは、英国版で新たな動きを見せた。これまでAppleは米国でのみ、iTunes Storeでのテレビ番組販売を2005年10月より行っていたが、8月29日、英国版iTunes Storeでのテレビ番組の配信をスタートした。
当初は人気ドラマの「デスパレートな妻たち」や「ロスト」など28番組を展開。いずれも米国で販売されているものとなっており、英国オリジナルのコンテンツや長編映画はまだ販売されていないが、今後徐々にラインナップを増やす予定だ。
現在、音楽の楽曲販売は各国で行っているが、テレビ番組と映画は今まで米国のみとしていた。今後については引き続き対象国を広げていくとみられる。

また、AppleはiTunesに関するWidgetの「My iTunes Widget」のサービス提供を開始し、ソーシャルミュージックへの参入を果たした。既にある競合サービスに対して今後どうシェアを獲得していくのか、またしていくことができるのか注目したいところである。

一方、発売から約2ヵ月が経過したiPhone。販売台数は以前好調のようだ。Appleでは第4四半期(7ー9月)の販売台数の目標を約73万台に設定しているが、UBSのアナリストによると、この数字を上回る可能性があるとの見方を示している。
整備済「iPhone」の販売も開始した今、販売台数が100万台に達するのも遠からず実現するであろう。

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