Thursday, November 1, 2007

Apple November 2007 Summary

今月のAppleの大きな動きとしては、「iPhone」及び「iPod Touch」に関するアプリケーション開発のニュースと、やはり「Mac OS X Leopard」の発売であろう。まずAppleは10月11日、「iPhone」向けのWebアプリケーションライブラリを公開した。公開アプリケーションは204件掲載されており、中でもSNSサイト「Facebook」はAppleスタッフのおすすめとされている。そのほかには、ニュースフィード、スポーツ情報、ゲーム、検索ツール等のカテゴリ別アプリケーションが用意されている。

10月17日には、「iPhone」向けのソフトウェア開発キット「SDK」をリリースする計画を発表した。このSDKは「iPod Touch」にも対応しており、サードパーティ開発者向けに独自のアプリケーション開発・展開を可能にしたものである。リリースは2008年2月を予定しており、セキュリティ対策の重要性を意識して、開発者に対し高度でオープンなプラットフォームを提供する意向である。

そして10月24日、開発者向け技術情報サイト「Developer Connection」に新たに「iPhone Dev Center」を開設した。サイトでは、Webアプリケーション開発の基本情報を開示したものや、「iPhone」に関する講義映像、リファレンスライブラリなどのリソースが無償で提供される。

10月26日には、約2年半ぶりの新バージョン「Mac OS X 10.5 Leopard」の発売を開始した。今回のバージョンでは300以上もの新機能を搭載しており、中でもFinder上でファイルを開かずに中身を閲覧できる「Quick Look」機能や、HD上の全てのファイルを自動的にバックアップする「Time Machine」など画期的な新機能が満載である。発売当日は、Apple直営店やApple取扱店などの店頭に、Leopardの発売を心待ちにしていた人々の長い行列が見られた。そして発売から4日後の30日には、「Mac OS X Leopard」の販売件数が200万本を突破したと発表した。これは過去に人気の高かった「Mac OS X 10.4 Tiger」の同時期での販売数をはるかに上回る数字だという。今回のリリースでは新機能の評判も高く、美しいビジュアルも備えており、今後も引き続き販売数をのばすことが期待できるであろう。

10月22日に発表された、2007年度第4四半期(7~9月)の決算では、売上高が62億2,000ドル(前年同期比29%増)、純利益は9億400万ドル(前年同期比67%増)となった。今期は「iPhone」の発売やMac関連の新ソフトリリース、「iPod」シリーズのモデル一新などが大きく影響したと見られる。またMacの出荷台数は、216万4,000台で前年同期を34%上回り、過去最高記録を達成した。

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Microsoft November 2007 Summary

10月2日、Microsoftはオンラインショッピング検索サイトの「Jellyfish.com」を買収したと発表した。Jellyfishを買収することで、Jellyfishの技術を「Windows Live Search」の主要コンポーネントとしてショッピング検索及びコマース分野に投資していく方針である。現在、無料検索サービスではGoogle、Yahooに次いで第3位に位置しているMicrosoft。今回の買収が今後どのように影響を与えていくか注目していきたい。

また同日の2日、デジタル音楽プレーヤーの新モデル「Zune」を発表した。新モデルは3機種から         なり、HDD搭載の80GBモデル、フラッシュメモリ搭載の8GBと4GBのラインナップだ。新モデルは         自宅などでワイヤレスネットワークに接続すると自動で同期を開始する機能を備えている。また、         これまで音楽シェアリングは3日以内、3回まで再生、という制限であったが、今回から3日以内         という制限がなくなり、3回再生すると聞けなくなる仕組みとなった。

10月24日、Microsoftは人気SNSサイトの「Facebook」に2億4,000万ドルを出資すると発表した。今回の合意により、Facebookにとって唯一の広告プラットフォームパートナーとなり、米国及び海外におけるFacebook上の広告販売も行う。また、2006年8月に両社間で締結された、米国における標準的なバナー広告プロバイダーとする提携も、2007年に行われた契約期間見直しで2011年まで延長した。

10月29日には、タイの医療情報システム企業「Global Care Solutions(GCS)」を買収した。この買収は、医療関連ソリューションの強化が目的である。GCSは、毎年190ヶ国から120万人以上の患者を受け入れており、GCSのソフトウェアは、シンガポールを含む東南アジアなどで利用されている。

そして10月30日には、サービス指向アーキテクチャ(SOA)の導入推進などを図るプロジェクト「Oslo」を発表した。SOA導入や社外向けシステムへのSOA適用等の、現実的なSOAソリューションを数年にわたり提供・展開していく。また、2008年2月27日に、「Windows Server 2008」、「.NET Framework 3.5」、「Microsoft SQL Server 2008」を提供開始する予定だ。

Microsoftは10月25日、2008年度第1四半期(7~9月期)の決算を発表した。売上高は137億6,000万ドル(前同期比27%増)、営業利益は59億2,000万ドル(前同期比30%増)となった。これは、Micosoft過去最大となった「aQuantive」の買収に伴う売り上げの増大や、人気のシューティングゲーム「Halo 3」が、発売当日にMicrosoftのエンターテイメント部門製品としては過去最高の売上を達成するなどが要因と考えられる。

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Yahoo November 2007 Summary

10月最も注目しておきたいのは、インドで開催された「Open Hack Day」であろう。今回はおよそ500人のウェブ開発者の応募があり、参加した100名が24時間かけて、Yahoo!の「Application Programming Interfaces (API)」を使って新しいソフトウェアの開発に取り組んだ。
オープンプラットフォームが注目をあびるなか、GoogleやMicrosoftなども同様のイベントも行っており、このようなイベントがますます活発になっていくのではないかと期待される。

今月は、サービスの機能追加などもいくつか行われた。まず大きく改良されたのが、「Yahoo!Search」である。今回大きく変わったのは「Google Suggest」と類似の機能の「SearchAssist」とよばれる検索語句を補う機能をさらに強化したものだ。

その他にも、ユニバーサルサーチエンジン機能と呼ばれる、ウェブサイトだけでなく、画像や動画を横断して検索できる機能が追加された。また、「Yahoo! Messenger ベータ」のバージョンアップが10月29日にリリースされた。メディア共有の改良、音声通話の転送などの追加でチャット機能を強化した。

人事関連でも、最近何かと注目を集めるYahoo!であるが、今月は、Yahoo!の最高マーケティング責任者であるCammie Unaway氏が退職に注目が集まった。Cammie氏は20年以上マーケティング職に勤めており、2003年にYahoo!に就任して以来、受賞歴のあるダイレクトマーケティングチームの結成や会社の雇用理解への改善、さらにYahoo!ブランドを向上させるためのクリエイティブな方法を提供するなど、Yahoo!の発展に貢献してきた。Cammie氏は11月5日よりNintendo of Americaでマーケティング部門の執行バイス・プレジデントに就任した。
Yahoo!の成長鈍化に伴い、経営陣の退陣が目立ってきたが、優秀な人材を引き止めるだけの魅力ある企業で居続けられるか正念場をむかえている。そんな中、Yahoo!は、Microsoftの本社があるレドモンドに近いベルビュー市に、大規模な開発者を集めたオフィスを設立する計画をしていることを表明した。115,000平方メートルの面積を占めるオフィスには500から600人の従業員数が収容可能である。

10月17日には第3半期の決算が発表された。営業利益は、企業のオンライン広告減少などで1億5000万ドル(約170億円)と26%の小幅減益となった。総売上高は17億7,000万ドル(約1,900億円)と前年同期比12%増加で、パートナーに支払うトラフィック獲得費を除いた売上高は14%増の12億8,000万ドル(約1,400億円)になった。

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Google November 2007 Summary

Googleの2007年10月で最も注目すべきは、Googleの広告配信プラットフォーム「Google Adsense」でのYouTubeを利用した広告「Adsense Video Units」の開始があげられる。「Adsense Video Units」では、「Lonleygirl15」や「TV Guide Broadband」などのYouTubeコンテンツパートナーが提供する動画にAdsense広告を表示させることが可能になった。

その他にも、今月はYouTube関連で、自動コンテンツ識別技術「YouTube Video Identification」のベータリリースと、「Google Earth」でのYou Tube動画視聴の機能追加についても注目しておきたい。
自動コンテンツ識別技術の「YouTube Video Identification」は、著作権者から提供された動画データの特徴をもとに、YouTube上にアップロードされているコンテンツを自動で識別し、著作権違反しているか調べることが出来る。
一致が検出された場合著作権者は、コンテンツを削除するなどの対応決めることが出来る。
YouTubeの著作権問題に関しては、アメリカ3大ネットワークのNBCを筆頭に、YouTubeでの著作権侵害における動画コンテンツの削除要求などの例は多くあるが、全てに対処していくことは、現実的には難しく、今回の自動コンテンツ識別技術がどれくらいの効果をもたらすか今後に注目していきたい。
「Google Earth」では、YouTube動画視聴の機能追加がされ、「Google Earth」上でYouTube動画を視聴することが可能になった。これは、ユーザーがYouTubeに動画をアップロードする際に付けられた、地域名や著名な場所(自由の女神)などのタグを利用して、「Google Earth」上の位置情報と照合させている。「Google Earth」では、8月に追加された星空を表示するSkyビュー機能など積極的な機能追加を行っており、今後さらなる機能拡充に期待が高まる。

そして、10月のGoogle動向で、忘れてならないのは、マイクロブログサービスを展開する「Jaiku」を買収したことが上げられる。マイクロブログサービスを展開するサービスとしては、 「Twitter」が有名だが、「Jaiku」は携帯電話への対応などの展開も積極的に行ってきた。Googleは、2005年にモバイルSNSの「Dodgeball」、2007年9月には、同じくモバイルSNSサービスを展開する「Zingku」を買収しており、今回の「Jaiku」買収も含めて、モバイルSNS分野に関して積極的な動きをみせている。今後これらのサービスをどのように活用して、モバイルSNS、モバイルサービスを展開していくのかこちらも目が離せない。

最後に、2007年第3四半期決算情報に関して。10月18日の発表では、売上前年同期比57%増の42億3,000万ドル、純利益は前年同期比46%増の10億7,000万ドルと相変わらずの好調を維持した。

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