Tuesday, June 10, 2008

Yahoo! May 2008 Summary

4月のyahoo!の動向は、まず始めに、4月2日にリリースした最新版モバイルプラットフォーム

「Yahoo! oneSearch 2.0」である。

注目したいのは、音声認識機能の導入により、音声認識技術のvlingoとの提携で、言葉での
検索が可能となったことである。
また、検索キーワードに関連する語句を提案する機能「Search Assist」に加え、検索結果を
パブリシャーや開発者に開放することで、ユーザーはさらに充実した情報を得ることができる。

次に、オンライン広告ビジネスが急成長する中、Yahoo! は4月7日、「Project Apex」という名で
開発されてきた広告管理プラットフォーム「AMP! 」(Advertising Management Platform)の発表を
した。これは広告主、パブリシャー、広告ネットワーク、広告サイトにとってオンライン広告の売買の
過程においての作業を簡素化したものである。

広告手段には検索、ディスプレイ、地域、ビデオなどがあり、ひとつのインターフェイスから購入できる。また、広告の配信地域指定やユーザーの付属関連性に基づいてターゲティングができる。

そのほかのニュースでは、 4月10日にYahoo!は大リーグのMLB.comとのビデオ配信と広告販売に
ついて3年間の契約期間で提携を発表した。
ユーザーはMLB.tvから発信されるメジャーリーグベースボールの試合をライブで視聴できる。また、Yahoo! Sportsに 配信される試合結果なども見ることができる。

4月22日には第1四半期の決算が発表された。売上高は18億1,800万ドル(約1,870億円)であり、
前年同期の16億2,700万ドル(約1,670億円)と比べて9%上昇した。純利益は5億4,200万ドル(約560億円)であり、前年同期の1億4,200万ドル(約146億円)と比べて3.8倍増加した。

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Monday, June 2, 2008

Yahoo! April 2008 Summary

3月の注目すべき話題は、25歳から52歳の女性に向けたサイト「Shine」が3月31日に立ち上げられた。女性のライフスタイルを重視しており大手出版社との共同で立ち上げられた。

男性よりも女性のほうがブログを見る傾向があることからブログ形式サイトであり、読者が自身のブログを開設でき、高く評価されたブログは別のセクションで記事として取り上げられる。

カテゴリーは 「占い」「恋愛」「ビューティー・ファッション」「食」「健康」「インテリア」「子育て」などに分類される。



次に、3月25日に「Yahoo! HotJobs」の新しい求人ランキングシステムが立ち上げられた。企業の採用活動の効率化を目的とし、「Relevance(関連性)、Engagement(関与)、Availability(可能性)、Location(場所)」といった4つの要因に基づいて格付されるので、これまでの検索ランキングよりもさらに分析された結果が解る。また、人材採用者にとって求人の検討をする際に重要な資料となりえる。


そのほか、3月11日、世界規模の検索技術研究所が イスラエルの首都ハイファに設立された。

検索技術において優れた才能を持つ頭脳派が揃い、次世代のウェブ開発の発展を目指す。

またインドのバンガロールにも次世代検索と広告技術を重視した研究開発所を設立したばかりである。

Googleに優先されているのは技術の遅れであるという声もあり、今回の研究所の設立で技術強化に対する姿勢を示しているようだ。最後に財政関連でYahoo!は3月19日、今後3年間の2010年までの財務計画を発表した。

企業に支払うトラフィック(TAC)を除く売り上げ高は2008年に57億ドル(約5,840億円)、2009年に

71億ドル(約7,300億円)、2010年には88億ドル(約9千億円)に達する見通しであると述べている。

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Monday, April 28, 2008

Yahoo! March 2008 Summary

2月最も多く取り上げられたニュースはMicrosoftのYahoo!買収提案である。
以前から噂されていたこの話題はYahoo!が先月レイオフを発表した後すぐに提案された。
Microsoftは今回の買収目的をYahoo!との協力で、現在検索エンジンで優先しているGoogleに
対抗できる姿勢を作り上げ、Googleだけの独占市場だけではなく、互いに競争し合いさらに質の高いサービスを提供するためだと述べている。

また、今回Microsoftが提供した買収総額は446億ドル(約4兆7,500億円)であった。
しかし、Google側からの疑問や指摘を受け、最終的にYahoo!の取締役はYahoo!ブランドや
広告事業ビジネスの将来性を過小評価するものと判断し、買収提案を否定する結果となった。
最新情報には、2月1日にソーシャルネットワーキング、メール、IM、テキストメッセージ(SMS)など
多数の機能をひとつの画面に統合したモバイルプラットフォーム「Yahoo! oneConnect」の開始を発表した話題がある。

「Yahoo! oneConnect」のアドレス帳にはユーザー自身が参加するソーシャルネットワークや
コミュニティーに登録されている情報やステータスをまとめて確認することができる。
またメールサービスに関しても、「Yahoo! oneConnect」を通してYahoo! Mailだけでなく
GmailやAOLメールの受信、またはMSN Messengerの使用なども可能である。
さらに、コミュニケーションコンタクトとして友人の居場所を正確に知ることができるGPS機能
サービスも提供している。

そのほか、2月26日にソーシャルニュースサイトのベータ版「Yahoo! Buzz」の立ち上げの話題がある。
これは最新ニュースの中で最も人気のある話題を取り上げているサイトで、読者の投票数によって
そのニュースの評価が決まるものである。
Diggに似ているが、最も高く評価を受けたニュースはYahoo!のホームページに搭載されることもある。

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Friday, April 4, 2008

Yahoo! February 2008 Summary

1月は全体的に様々な分野から将来に向けての改新を目的とした動きが見られる。最も大きいトピックとして取り上げられているのが、1月29日に発表されたレイオフに 関するニュースである。これは、減少している純利益への対策と今後のYahoo!の成長に的を絞って投資するという考えから決定されたもので、2月半ばに社員1万4,000人の内7%、100人の解雇が通告される事となる。

最新情報には、まず1月8日にリリースされたJavaScriptベースの新しいMP3プレイヤー「Yahoo! Media Player」に関する話題がある。これまでYahoo!や多数のサイトが提供してきたMP3プレイヤーはFlashをサイトに組み込んでおり、音楽の再生の際にソフトのダウンロードが必要とされていたが、今回提供しているJavaScriptコードをウェブサイトに組み込めば、インストールやダウンロードなしで音楽の視聴ができるというものだ。次に、Yahoo!が1月17日、「OpenID2.0」に対応すると発表した。OpenIDとは、ユーザーが同じIDを使って複数のサイトにアクセスできる認証IDのことである。例えばYahoo!ユーザーが「www.yahoo.com」などのYahooIDを使ってパートナーサイトやブログへログインすることが可能で、ユーザーは複数のIDを利用せずに済むことになる。
また、http://www.yahoo.com/のようなURL形式で構成されており、個人情報の作成、IDパスワードをユーザー自身で構成、管理を行うこととなる。

1月29日、Yahoo!は大手の通信会社AT&Tとの再交渉で提携を拡大し、新たに複数年契約を結んだ。今回の契約には広告をベースとする収入機会の拡大が含まれており、Yahoo!はAT&Tの顧客向けにコンピュータやモバイル機器で共同のアプリケーションやディスプレイ広告を提供すると示した。同じく1月29日に第4半期および通期の決算を発表した。売上高はパートナーに支払うトラフィック獲得費を除き14億ドル(約1,500億円)であり、前年同期の12億ドル(約1,300億円)と比べて14%上昇した。純利益は2億600万ドル(約220億円)で、前年同期の2億6,900万ドル(約280億円)と比べて減少した。また、通期では純利益が6億6,000万ドル(約700億円)、前年の7億5,100万ドル(約800億円)から減少し、2007年度の売上高は12%増の51億ドル(約5,450億円)だった。

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Friday, March 7, 2008

Yahoo! January 2008 Summary

2007年度の締め括りにふさわしく、12月のYahoo!のニュースに多く取り上げられていたのはカテゴリー別年間検索ランキングトップ10の集計結果である。ニュース部門では「Saddam Hussein」、「Iran」、「Iraq」と上位3つは中東問題に関するキーワードが多く検索され、環境部門には、「Recycling」、「Global Warming」、「Hybrid Cars」など環境問題に関しても高く関心があるようだ。
また、アメリカで注目の的となっている2008年度アメリカ大統領選挙にちなんで、各候補者の支持率、世論調査の統計、資金額などの最新データをまとめたサイト「political dashboard」が12月14日に立ち上げられた。常に最新の情報が更新され、民主党と共和党の各候補者同士の比較がわかりやすく掲載されている。
他の動向として、格安航空会社JetBlue AirwaysがYahoo!とResearch In Motion(RIM)とのパートナーシップで無線ネットワークシステムを設備した機内で、飛行中に地上とのアクセスが可能になるサービスを提供した。12月11日には、初の飛行テストが行われた。

次に、Yahoo!の金融情報サイト「Yahoo! Finance」とビジネスニュースを専門にしたテレビ局CNBCは、12月12日にコンテンツに関する提携を発表した。
CNBCが提供するのはグローバルネットワーク局(CNBC, CNBC Europe, CNBC Asia)からのビデオクリップやCNBC.comサイトからのニュースで、さまざまな経済情報が含まれる。この同意に関してCNBCは初の世界規模のインターネットメディアとの提携であり、またYahoo!にとっても初の世界規模でのビデオ配信であると述べている。
その他の動向としては、地域の問題を提案することのできるコミュニティー掲示板を搭載したサイトが、カリフォルニアの2つの地域でテストされている。サクラメントの地域サイトを見ると、ビジネス、教育、エンターテイメント、政治などいくつかのカテゴリーで区別され、提案された問題には、繁華街のガソリンスタンドやドッグパークの増設を求める意見などが見られる。地元住民にとって地域社会の問題はより身近なものであり、このような地域サイトを通して賛否や意見を提供できることは住民一人一人が理想な町づくりに貢献できるものであろう。

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Tuesday, January 1, 2008

Yahoo! December 2007 Summary

11月の最新情報にはまず、4日にYahoo!が立ち上げたソーシャルネットワークサービス「Yahoo! Kickstart」についての話題がある。「Yahoo! Kickstart」は「LinkedIn」の様なソーシャルネットワークサイトで大学生、卒業生、そして企業を結ぶプロフェッショナルネットワークであり、就職情報やインターン、卒業生からのアドバイスなど、大学生と新社会人の就職活動を支援するサービスである。次に、Yahoo Widgetの最新版「Yahoo Widget Engine 4.5」の公開の発表が11月29日に行われたことにも触れておきたい。今回のバージョンではHTMLとAdobe Flashのサポートが加わり、開発者には新しいYahoo Widgets platform、そして一般のユーザーにはより使いやすい新しいWidget Galleryを提供している。
それから、アメリカで5番目に大きい新聞社「New York Daily News」紙が11月9日、Yahoo!のオンラインニュースペーパーのNewspaperコンソーシアムに加わったことも注目しておきたい。現時点で参加している新聞社は21社で、これら新聞社がこれまでに発行してきた日刊紙は400紙近くある。ヤフーは新聞社にオンライン技術やコンテンツ配信の提供、また各紙の求人広告については「Yahoo! HotJobs」の求職者向けの検索サービスへのネットワークにも投稿できるようになった。


また、Yahoo!にとってマイナスな発表も目立つ月でもあった。11月26日、アメリカの感謝祭の週明けに実施されたオンラインセール、「サイバーマンデー」のトラフィック増が原因で電子商取引システムの障害が発生し、一部のオンラインストアが注文を受けられない状態になった事が報じられた。この問題についてヤフーはオンラインストア運営者と顧客に迷惑をかけたと謝罪し、引き続き問題を防ぐ為の対策に取り組んでいると話した。
その他に、中国ジャーナリスト逮捕事件に関する問題も取り上げられている。この事件は、2004年Yahoo!が中国当局に利用者の個人情報を提供したことで、中国ジャーナリストShi Tao氏が10年の刑を言い渡された人権問題をめぐる事件である。この情報には国家秘密情報が組み込まれていたとして、米下院外交委員会は情報を与えたYahoo!を厳しく批難していた。それに対しヤフーのCEOのJerry Yang氏と、エグゼクティブVP兼法律顧問であるMicheal Callahan氏は、6日に行われた米下院外交委員会の公聴会で、 Shi Tao氏の母親に対し謝罪の意を示したと報じられた。

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Thursday, November 1, 2007

Yahoo November 2007 Summary

10月最も注目しておきたいのは、インドで開催された「Open Hack Day」であろう。今回はおよそ500人のウェブ開発者の応募があり、参加した100名が24時間かけて、Yahoo!の「Application Programming Interfaces (API)」を使って新しいソフトウェアの開発に取り組んだ。
オープンプラットフォームが注目をあびるなか、GoogleやMicrosoftなども同様のイベントも行っており、このようなイベントがますます活発になっていくのではないかと期待される。

今月は、サービスの機能追加などもいくつか行われた。まず大きく改良されたのが、「Yahoo!Search」である。今回大きく変わったのは「Google Suggest」と類似の機能の「SearchAssist」とよばれる検索語句を補う機能をさらに強化したものだ。

その他にも、ユニバーサルサーチエンジン機能と呼ばれる、ウェブサイトだけでなく、画像や動画を横断して検索できる機能が追加された。また、「Yahoo! Messenger ベータ」のバージョンアップが10月29日にリリースされた。メディア共有の改良、音声通話の転送などの追加でチャット機能を強化した。

人事関連でも、最近何かと注目を集めるYahoo!であるが、今月は、Yahoo!の最高マーケティング責任者であるCammie Unaway氏が退職に注目が集まった。Cammie氏は20年以上マーケティング職に勤めており、2003年にYahoo!に就任して以来、受賞歴のあるダイレクトマーケティングチームの結成や会社の雇用理解への改善、さらにYahoo!ブランドを向上させるためのクリエイティブな方法を提供するなど、Yahoo!の発展に貢献してきた。Cammie氏は11月5日よりNintendo of Americaでマーケティング部門の執行バイス・プレジデントに就任した。
Yahoo!の成長鈍化に伴い、経営陣の退陣が目立ってきたが、優秀な人材を引き止めるだけの魅力ある企業で居続けられるか正念場をむかえている。そんな中、Yahoo!は、Microsoftの本社があるレドモンドに近いベルビュー市に、大規模な開発者を集めたオフィスを設立する計画をしていることを表明した。115,000平方メートルの面積を占めるオフィスには500から600人の従業員数が収容可能である。

10月17日には第3半期の決算が発表された。営業利益は、企業のオンライン広告減少などで1億5000万ドル(約170億円)と26%の小幅減益となった。総売上高は17億7,000万ドル(約1,900億円)と前年同期比12%増加で、パートナーに支払うトラフィック獲得費を除いた売上高は14%増の12億8,000万ドル(約1,400億円)になった。

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Monday, October 1, 2007

Yahoo October 2007 Summary

2007年9月、Yahoo!は2つの大型買収を行った。まず1つ目は、大手SaaSベンダー「Zimbra」の買収だ。「Zimbra」はホスティング型コラボレーション&メッセージング・アプリケーションを主に企業向けに提供しており、同社ブランド電子メールユーザー数は900万人と言われている。今回の買収目的は、「Yahoo! Mail」などの機能を拡張し、教育機関や企業へのアプローチを拡大することが挙げられている。同時に「Zimbra」が米国大手ケーブルネットワークでISPのComcast社と現在パートナーシップ関係を結んでいることを活用して、Yahoo!はISP向けにもシェアを拡大していきたいとしている。
2つ目の買収企業は、オンライン広告ネットワーク企業の「Blue Lithium」。同社は、国際的な広告ネットワークとして米国で第5位、英国では第2位にランキングされている。この買収により、データ分析やダイレクトマーケティングのノウハウ強化を実現し、Yahoo!が運営するコンテンツ連動型広告の「Yahoo! Publisher Network」、すでに買収済みの「Right Media」の広告オークションサービスと併せ、Yahoo!広告事業の拡大を目指す。
Yahoo!のSenior Vice PresidentであるBrad Garlinghouse氏によると、いずれの買収も「Yahoo!が市場における自社のポジションを再定義しながら将来の方向を示すものであり、当社が中核的な強みと考えている領域に対する本格的な取り組みを示すものだ」と述べており、今後のYahoo!の追撃に注目したい。

サービス関連でも幾つか紹介しておきたい。まずは「Yahoo! Internal Hack Day」というYahoo!の社内イベントで生み出された「Shop by Color」と「MapMixer」の2つの機能である。「Hack Day」とは、エンジニアとそれ以外の社員が自由にアイディアを出し合い、情報を交換し、短期間で開発を行うという「Yahoo!の開発者向け社内イベント」で、2005年から開始された。幾つかのYahoo!サービスの中でも本イベントから誕生したものも多く、今回の2つのサービスもユニークなものとなっている。

最後は、Yahoo!の新サービス「Yahoo! Mash」。 こちらは9月12日、Yahoo!の社員が「New York Times」紙の記者に誤って送信したEメールがきっかけで、存在が明らかになった。同サービスは、 2005年3月のリリース以来低迷を続けているYahoo!のSNSサービス「Yahoo! 360°」に代わる新SNS型サービスで、Yahoo!関係者は現在アルファ版のテスト段階であることを認めた。

9月13日に発表された「米国内からのみのSNSサイトのアクセス数ランキング」によると、「My Space」が2位の「Facebook」に、ユニークビシター数で4,000万人以上の差をつけてトップに輝いているが、「Yahoo! 360°」はトップ10にも入っていない(調査会社のニールセン・ネットレイティングス調べ)。今回の「Yahoo! Mash」の正体はまだ明らかではなく、プロフィール、写真、他のユーザーが自分のページを編集できる機能などが備えられているなど、新サービスへの期待からか様々な噂が流れ始めている。

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Saturday, September 1, 2007

Yahoo September 2007 Summary

2007年8月、Yahoo!は幾つかの同社サービスにおいてアップグレードを行った。その中でも最も注目しておきたいのが、「Yahoo! Mail」のアップグレードである。
「Yahoo! Mail」といえば、全世界で2億5,000万人ものユーザーがいるYahoo!の中心サービスで、Yahoo!の大きな広告収入源である。その「Yahoo! Mail」がサービス開始からこの10年間で最大規模のアップグレードを行ったのである。
アップグレード内容は、「Yahoo! Mail」アカウントから携帯電話にテキストメッセージを送れるなど、ウェブメールとして初めての試みのものも多く大変魅力的な内容となっている。

次は「Yahoo! Search」に関する話題を3点。1点目は、Yahoo!傘下の写真共有サイト「Flickr」の写真を「Yahoo! Search」で検索できるようになった。
検索できるのは「Flickr」で『Public』(公開設定)にされている写真約3億枚。日本語を含む25ヶ国語でのタイトルやタグ検索に対応している。

2点目は、米メジャーリーグ(MLB)選手の今シーズンの成績一覧を表示する新機能が「Yahoo! Search」に追加された。例えばイチローであれば、「Ichiro」とキーワードを入れて検索するだけで、検索結果の一番上にイチローの今シーズンの成績表が表示される。

3点目は、 楽曲検索の「Yahoo! Audio Search」で、 30秒のサンプル再生機能が追加され、音楽の視聴ができるようになった。

サービス関連で最後に抑えておきたいのが、ベータ版でリリースされた教師のためのSNSサイト「Yahoo! Teachers」である。
このサイトは、教師同士が教育リソースをシェアしたり、教育に対する相談をするなどコミュニケーションを取るために作られた。
昨年10月、Googleも「Google for Educators」という教育リソースサイトを立ち上げているが、今回の「Yahoo! Teachers」は単なる教育リソースサイトではなく、教師同士を結びつけるSNSサイトという点で差別化されており、今後の正式リリースに期待がかかる。

サービス関連以外では、わずか1ポイント差とはいえ、米顧客満足度指数(ACSI)で、Yahoo!がGoogleを抜き1位に輝いたことがミシガン大学の調査より発表されたことに注目しておきたい。
この点において、確かに納得させられるポイントがある。例えば、「Yahoo! Mail」で携帯電話に無料でテキストメールが配信できたり、 「Yahoo! Audio Search」で音楽の視聴が30秒できたりと、革新的で気の利いたサービスに気付く。
日本ではYahoo!がGoogleより人気が高いことで認知されているが、アメリカ本国での『Yahoo! vs. Google』も今後目が離せない。

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Friday, August 31, 2007

Yahoo August 2007 Summary

7月最も注目したいニュースは、Yahoo! Smart Adsという新しい広告プラットフォームのサービス開始だろう。この広告サービスでは、ターゲット視聴者を高度に絞り込んで広告をカスタマイズ表示させることを可能であるとしている。サービス開始時はトラベル広告に特化したサービス提供となる。これを受けて、Googleが広告サービスの分野で今後どのように動くのか、Smart Adsの成長と併せてそちらの動向にも注目していきたい。
新サービスリリースの他の注目ニュースは、検索候補を提案してくれる「Yahoo! Suggest」。Googleではすでに提供されているサービスであるため、今さらな感じは拭えないが、Googleの基本サービスは抑えておこうというところか。特に目新しい機能はなく、検索単語の候補を随時提供してくれる。
7月は広告や提携で新しい動きが複数あった。まずは、4月末に買収を発表したオンライン広告枠のオークションサイトを運営するRight Mediaの買収を12日に完了。その後、7月19日にはインドのインターネット広告とソリューションを提供しているTyroo Mediaの株式を35~50%取得して、資本提携を結んだことを明らかにした。Yahoo!は、今回の資本提携でRight Mediaのテクノロジーと併せて、不振が続いている広告システムPanamaの改善を狙っているようだ。また、全国で展開地域を順調に広げているモバイル用検索エンジンoneSearchに、PC用のサイトをモバイルに変換するソフトウェアを導入することを発表した。PCとモバイルウェブサイト間の垣根がなくなることによって、oneSearchはさらに市場シェアを伸ばすことができるのか、注目したいところだ。
そして7月の最後の日に、Yahoo!の12年の歴史において初めての女性取締役会役員が誕生したと発表した。11人目の取締役員に唯一の女性として加わるのは、米国の地域内電話会社であるCitizens CommunicationsのCEOを務めるMaggie Wilderotter氏。Yahoo!では今まで高い役職に女性の登用を積極的に行っていることから、今まで取締役会に女性がいなかったことはやや以外であった。今後の彼女の働きに注目したい。
また、7月17日には第2四半期の決算が発表された。総売上高は17億(前年同期比8%増)で、トラフィック獲得費用(アフィリエイトに支払う手数料)を除いた売上高は前年の11億ドル2,000万ドルから11%増え12億4,000万ドルになった。しかし純利益は、広告事業の不振や経営混乱を反映してか減益となり、前年同期の1億6,400万ドルを約2%下回る1億6,100万ドルであった。これで同社は6四半期連続で純利益を落としている。

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Sunday, July 1, 2007

Yahoo July 2007 Summary

Yahoo!の6月、最も注目すべきニュースは、18日に行われたCEOの交代だろう。
同職を6年間務めたTerry Semel氏が退任し、Yahoo!の共同創業者であるJerry Yang氏が新CEOに就任した。
また、Semel氏はマスコミやアナリストに対して「(今回の人事は)Yahooにとって正しい決断であり、正しいタイミングだと思っている」と語った。新CEOに就任したYang氏のこれからの手腕に目が離せなくなった。

CEOが交代し、勢いづいているYahoo!はここのところ、新サービスサイトのリリースが続いている。6月11日にHollywoodのセレブリティのゴシップや写真、映像を集めたセレブリティ・ポータルサイト「omg!」をオープンした。
NBSの番組「Access Hollywood」などと提携して、今ホットなHollywoodのセレブリティに関する充実したコンテンツを提供している。28日にはYahoo! Food内でIn Search of Real Foodサイトを始めた。Hellman’sというマヨネーズが有名なUnileverと共同でコンテンツを提供していく予定だ。
“Simple Ingredients”をテーマに掲げている同社製品の広告キャンペーンの一環として、リアルアメリカの食文化を紹介している。

その他に注目しておきたいのが、学生スポーツの情報サイトであるRivals.comの買収だ。
両社は今回の買収で、お互いのビジネスを成長させることができると発表している。
Rivals.comはYahoo!に広告やサブスクリプションの分野で新しい収益モデルの機会を与えてることを期待されており、Rivals.comのCEOであるShannon Terryは「オンラインスポーツ業界で最も活気に満ちたコミュニティになることを楽しみにしている」と語っている。

また、9月20日のYahoo! Photos閉鎖に向けて、写真移行のためのツールを提供し始めた。Yahoo!はFlickrに移行することを必ずしも推奨しているわけではなく、PhotobucketやKodak Galleryなど他の写真サービスへの移行もサポートしている。

最後に、先月号で紹介した環境保護のキャンペーンのBe a Better Planetの一環として行われていた「アメリカ国内の最も環境保護を推進している街(Greenest City)」がネブラスカ州のHastingsに決定した。Hastingsには街の緑化計画に使うための$250,000が送られる。

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Friday, June 1, 2007

Yahoo June 2007 Summary

Yahoo!の5月の注目すべきニュースは、環境保護に関する動きだろう。その一環としてのキャンペーンサイト「Be a Better Planet」では賞品付きで“自分の市をアメリカ一の環境に優しい都市にしよう”と、エンドユーザーを環境問題への取組みに参加させた。
また、環境保護に関する情報提供のサイトである「Yahoo! Green」をオープンした。このキャンペーンの開幕の際に、市内の温室効果ガス排出を2030年までに30%削減したいと表明したニューヨーク市に、ハイブリッド・タクシーを寄付するなど、環境保護への関心が世界的に高まってきている今、企業として効果的な行動に出た。

5月の2週目には、Flickrと連動した検索サービスとYahoo! Travelをリニューアル。どちらもサイトに新しい機能を付け足して始まったサービス。Flickrとの写真連動サービスは、世界のランドマーク的建造物(エンパイアステートビルなど)の写真がFlickrから検索結果と共に表示される。Yahoo! Travelでは旅行系サイトで初めての機能という、「Personalized Trip Recommendations」でユーザーのオンライン履歴や傾向に合わせて、旅行のプランを提案してくれる。
トップページでは、お薦め目的地を10個ピックアップして、それぞれホテル情報・レビュー・シティガイド・天気の情報付きで紹介されている。夏の休暇プランをまだ決めていないというユーザーは、Yahoo!の行った調査では意外に多く、そういったユーザーを狙ったサービスとして、夏前の良い時期にリニューアルしたと言える。
複数でチャットをしながらリアルタイムで旅行のプランを決められる、IMをプラグインしたサービスもあるため、グループで旅行を計画しているユーザーにとっては頼りになるサービスと言える。

その他に注目しておきたいのが、Yahoo!がGoogleというライバルに負けじと力を入れている、モバイル検索エンジンのoneSearchの利用地域拡大である。5月初めにヨーロッパ5ヵ国とカナダで利用できるようにし、また、その2週間後にはアジアの8ヵ国で利用可能とした。
スペイン語とフランス語以外は、現在のところ英語でのサービス提供としている。今後アジアでの言語対応にはまだ時間が掛かりそうだ。

新サービスを次々とリリースしているように見えるが、その一方でアメリカとカナダのオークションサイト「Yahoo! Auction」を閉鎖することを発表した。No.1オークションサイトであるeBayと比較すると、そのトラフィック量は格段の差があり、今後、他サービスや新規サービスに集中していくためにも今回のサイト閉鎖は必要だったと言える。

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Tuesday, May 1, 2007

Yahoo May 2007 Summary

先月の末から今月にかけて、Yahoo!は他社との提携関連の話題が豊富であった。
他社との提携に関する大きなニュースは3つあり、特にその中でもYahoo!にとって一番インパクトが大きかったのは、メディア大手であるViacomが『Panama』の顧客となったことがあげられる。
Googleが検索連動広告で一歩先を行くなか遅れをとっていたYahoo!にとってPanamaはGoogleとの差を縮める鍵であり、今回のように大手メディアが顧客になったということで功を奏しつつあるようだ。
これで今後は収益につながっていくことが予想される。

次に目立ったのは、昨年すでに20%の株式を取得していた広告会社Right Mediaの未保有株取得の発表があげられる。
GoogleがDouble Clickの買収を2週間前に発表したこともあり、急速に変化するオンライン広告市場でネット企業が勢力を伸ばすために今後も大型買収を積極的に活用していくことが予測される。

最後は、昨年から始まった新聞各社との「Yahoo! HotJobs」の求人広告枠の販売での提携である。
今年の4月16日に新たに5社が加わり、全部で12社となった。中でも米新聞グループ大手のMcCratchyとはその前にニュースサイトでの提携も交わしており、今後も密接な関係を築いていくと予測される。

今月は、Yahoo!が4月13日に発売した音楽プレーヤー 『Sansa Connect』にも注目しておきたい。
この音楽プレーヤーはYahoo!とSanDiscが共同でリリースしたものであり、ワイヤレスのネットワーク接続を可能にしたのが特徴的である。今後AppleのiPodやMSのZuneにどこまで追いつくことができるのかが気になるところである。

その他の動きとしては、4月1日に発表したサブカルチャーを紹介したサイト『Yahoo! Underground』もウォッチしておきたい。
このYahoo! Undergroundの公表に関しては、今までのYahoo!からは考えられない、プロモーションなしのニュースブログでの突然の発表であったため、当初はYahoo!がエイプリルフールのために作った、手の込んだジョークのサイトなのではないかと噂もあった。
実際にはエイプリルフールではなかったのだが、それを装って話題を作ろうとしたと言えなくもない。

また、4月17日に発表された2007年第1四半期決算は11%の減益となり、市場予想を下回った。新ネット広告システム『Panama』はまだ十分な効果を上げていないと言える。売上高は9%増の11億8000万ドルで純利益は1億4200万ドル。

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Sunday, April 1, 2007

Yahoo April 2007 Summary

今月のYahoo!の動きで注目しておきたいのが、Yahoo Widgets4のリリースである。Yahoo Widgets4は、デスクトップ上で利用できるガジェットで、このサービスはMicrosoftがWindows Vistaから標準搭載しているガジェットと競合する。
Yahoo Widgetsは、WindowsとMacに対応しているところが特徴的で、Yahoo Widgets4では、Window Vistaにも対応している。ガジェットに関しては、Googleも同様のサービスを展開しており、Microsoftがガジェットを標準搭載しているWindows Vistaの発売を開始して以来、ガジェット市場に関する注目が集まっている。
今後、Yahoo、Microsoft、Googleのガジェットに関する動きがますます注目される。

Yahoo!は検索分野でも巻き返しを図ろうとしている。既にサービスを開始していた、モバイル検索エンジンのoneSearchの提供を拡大し、今までは「Yahoo Go for Mobile2.0」でしか利用できなかったが、モバイルウェブでの利用も可能にした。今月リサーチ会社のcomScoreから発表された米国におけるインターネット検索市場のデータでは、Yahooの28.1%に対してGoogleが48.1%のシェアを占めており、Yahoo!はモバイル検索を強化することで巻き返しを図ろうとしているのがうかがえる。

その他の動きとしては、Yahoo!が提供する世界最大の無料メールサービス「Yahoo! Mail」のウェブサービス用API、「Yahoo! Mail Web Service」を公開したことにも注目しておきたい。APIの公開によって、外部からYahoo! Mailの機能を利用できるウェブサービスアプリケーションの開発が行えるようになった。
これによって自社サービスへのトラフィック増加を狙う方針。また、これまで、メールボックスの保存容量を1GBとしてきたが、画像や音楽、動画などの添付が増加していることを受けて、5月から上限を撤廃することを決定した。
今回のメールボックス容量の上限撤廃に日本と中国は含まれていないが、Yahoo!Mailの統括責任者はこれからも働きかけると声明を発表している。現在、他社が提供する無料メールの制限はMicrosoftのHotmailが2GBで、GoogleのGmailが2.8GBとなっている。

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Thursday, March 1, 2007

Yahoo March 2007 Summary

米ヤフーは2月にスペイン、バルセロナで開催された「3GSM World Congress 2007」でプレスリリースを行った。モバイルインターネットに注力すると改めて明言し、モバイルでもNo.1を目指すと発表した。
ヤフーの強みである検索技術と広告サービスの強みを生かして、通信オペレーターや端末メーカーと提携する戦略を選んだ。
アメリカの携帯ユーザーが通話以外のサービスに使う費用は2010年まで増加が予想されており(右表参照)、ここで他のサービスオペレーターと差をつけようと意気込んでいるようだ。

検索エンジン連動型広告Search Marketingの新プラットフォームである「Panama(コードネーム)」が、2月に行ったシステム改良で、スポンサードサーチ広告のクリック数に向上が見られたことが米調査会社comScoreの発表により明らかになった。総クリック数内のスポンサー広告のクリック率も調査され、改良後2週間で10.1%から11.1%にまで増加した。
この検索エンジン連動型広告は、グーグルでAdWordsという名前ですでに導入されている広告システムである。アメリカでグーグルにおされ気味のヤフーが広告主やユーザーである顧客からの信頼を取り戻すためにも、今回の広告システムの変更は必要不可欠な行動。これでヤフーは広告サービスでの巻き返しを狙う。

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